-HATA-5周年記念【Mireille】Premium Les Soldats
【こちらの商品は締め切りました】
皆さんこんにちは!
-HATA-が5周年という事で良い機会だと思い、
【自分自身が現時点で出来る事を生かした作品作り】と、
【価格や費用を気にせず加工技術てんこ盛りで作ってみる】という、
最大限に力を出した作品を生み出し、
完成した時には、その超絶特注品となる品を販売しようと思い製作しました。
結果としては、
【T.N-DESIGN】
Mireille
Premium Les Soldats無事に完成しました!!
MireilleブランドはHATAブランドでの楽器機材ブランドです。
『Les Soldats』はディストーションエフェクターです。
名付け親は弊社の宣伝隊長(小橋)で、「ミレイユ」「レ・ソルダ」と読みます。
そして【T.N-DESIGN】とは、
私が個人的に活動しているDesigner業やProducer業そして主にオーダー品など、
私自身がゼロから設計・デザイン・製作を行っている弊社では最高級ブランドであり、
基本的に『コストは一切考えずにやりたいことを妥協せずやる(叶える)』という事を行っております。
楽器業界でのマスタービルダーのような位置付けだと思って下さい。
それではここから長くなると思いますが、ぜひ最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
金属加工の仕上げ技術についての説明や、その他普段はあまり説明する事が無いような加工についてのお話もさせて頂きます。
:ワンポイント:
主に同業者の方や、同じく外観製品の金属加工を行っている方が驚くような内容が盛り沢山なので、あまり詳しくない方はサラッと読み流して下さい(笑)
では早速各パーツなどの製作過程から説明していきます。
①部材について
基本的にアルミとジュラルミンから削り出して製作しています。
■本体ケース(A5056アルミ)
こちらは無垢のA5056アルミ丸棒材から削り出しています。
写真に写っていませんが、裏蓋も同じ材料で加工を行っております。
A5056アルミは基本的に最初から四角形状の材料が存在しないため、
また材料自体が外観製品用の仕上げとなると加工難易度が高いため他社は避ける程の代表材料です。
ですが私の得意な材料であり、世界的にそれが理由で私へ直接製作依頼が来るほどの加工品です。
話は戻り、
ケースは必要な箇所に穴明けを行い、
天面には『切削スピン仕上げ』という仕上げ技術を使った加工を行います。
こちらは放射状に輝く見た目が特徴の仕上げです。
写真では伝え辛いので動画で見て下さい。
そして黒色アルマイト処理を行ったケースがこちらです。
弊社では『アルマイト処理』も自社独自の技術【無劣化アルマイト】による処理を行っており、
通常はアルミ肌を荒らしてしまうアルマイトでも、弊社では切削加工後の状態(ヒキメや光沢)を極限まで失う事なく仕上げています。
続けて文字をレーザー刻印してアルミ素地を露出させた状態がこちらです。
■ツマミ・ノブ(A5056)
こちらはケースと同じくA5056丸棒材料から削り出し、黒色アルマイト処理を行ってある状態です。
写真では背面(内面)が削られている事が分かると思いますが、これは2色目の色をアルマイトする為の接点(通電部)復活加工を行った加工痕です。
■LEDホルダー(A5056)
■ホルダー用四角ナット(SUS303)
こちらは先日、新商品として発表されたばかりの品です。
A5056丸棒から削り出して製作しています。
そしてナットについても市販品では経年変化やサビ、強度的な不安を無くすため、
固定用の四角ナットはSUS303ステンレスから専用に削り出して製作してあります。
今回はLEDホルダーのテーパー部と天面部を鏡面に仕上げてから、
ワインレッド色にアルマイト処理しました。
■装飾六角ナット(A2017)
■フットスイッチキャップ(A2017)
こちらは通称『ジュラルミン』と呼ばれるA2017アルミ材です。
こちらも丸棒材から全て削り出しています。
ツマミと同じように黒色アルマイト処理を行った後がこちらです。
ここで一つ、サラッと『アルマイト処理しました』と言っていますが、
実は【ジュラルミンへアルマイト処理を行う】こと自体、難易度が高く、
ましてここまで綺麗なアルマイト処理を行っているのも外観仕上げ業界では驚きの技術だったりします。
(一般的には白くなる、斑になる、色が付かない・・・等)
そしてその難易度の品を1色どころか、
ツマミ類と同じようにこちらも『ダブルアルマイト(2色処理)』を行うという、もはや理解出来ない事を行います。
②ダブルアルマイト処理(2色目処理)
これは1色目のアルマイト処理後に、2色目を付ける処理技術です。
アルマイト処理とは色を素材の上に塗るのではなく、
通電させる事でアルミの素材肌表面にあるミクロン以下の穴に色を浸透させる技術です。
アルマイト処理を行った部分は『完全絶縁』されるため、色が既に付いている部分には電気も通らず色も付きません。
そのため、先程のように接点復活加工を行って通電出来るようにするわけです。
そして2色目の色を入れたい部分も素地を露出させてます。
【鏡面カット部分、刻印部分】がそれです。
では仕上がりを見て下さい。
ケースには【黒×金】
ツマミ&装飾六角ナット&フットスイッチキャップには【黒×赤】
それぞれ無事に処理出来ました。
この時点で部材関係はほぼ全て完成です。
内部の組み込み等を経て完成した作品がこちらとなります。
別角度からも見てみましょう。
如何でしょうか?
私自身、ここまで息を呑む美しい作品に仕上がるとは思いませんでした。
それと同時にここまで美しい外観デザインの【エフェクター】は、
世界でもこれだけなのでは?と思ってしまうほどオーラを放っています。
■販売について
先述したように、こちらは製作して終わりではありません。
ショールームに展示用(#000)販売用として(#001)という形で製作しました。
販売用に関しては、
『抽選販売』
とさせていただこうと考えています。
■販売価格について
価格についてですが、
まずは正直に本当はどれくらいの価値がある品なのか知って頂きたいため、
私が通常オーダーを受けた場合のお見積りと考えた、
正当な製作費から算出した販売価格をお知らせします。
(通常見積もりで出す価格であり、製作費や原価ではありません)
使用した部材と加工は以下の通り、
・A5056アルミ、ケース ×1
・A5056アルミ、裏蓋 ×1
・A5056アルミ、アヤメミニノブ ×3
・A5056アルミ、LEDホルダー ×1
・SUS303ステンレス、LEDホルダー用四角ナット ×1
・A2017ジュラルミン、装飾六角ナット ×1
・A2017ジュラルミン、フットスイッチキャップ ×1
・レーザー刻印、ケース
・無劣化ダブルアルマイト処理、黒×金
・無劣化ダブルアルマイト処理、黒×赤
・部材は全て削り出し(切削加工)
製作における完成までの工程数
・30工程(現状での最短工程)
本来価格(今回の販売価格ではありません)
・¥340,000(374,000:税込)
という感じです。
(私の技術と実績、自信の上での製作見積もりです)
各パーツはそれぞれ複数回の加工段取りが必要だったり、
その加工中での取扱い管理で傷が付かないよう極限に注意しなければ生まれない見た目である事や、
処理後の二次加工についても同じように・・・と説明を始めたら尽きませんが、
私以外の他社他人が製作出来るとは思えない次元に近い作品なので、
他社他人と比較すら出来ません。
偉そうに聞こえますが、私以外ではそもそも生み出せない作品だとも思っています。
過去の実績から考えて【価値が追加されたら】もっと高価でも変ではないと思います。
こちらの製品を金属加工を行っている方や工場に持ち込んで、
完全コピーして欲しいと願った場合、冗談抜きに『加工不可』と返されるか、
単純に治具や工具の準備や、仕上げ技術などを含めて考えた場合、
恐らく数百万円の費用が発生する製品と言っても大げさではないレベルだと思います。
この辺が同業者にしか伝わらない『凄さ・意味不明』な部分かもしれないですね(汗
それではいよいよ抽選と購入についてのお話です。
■今回の抽選販売について(重要)
今回の作品については、
『-HATA-を応援してくれている人への恩返し』と本気で考えています。
そのため、後述する価格などは感謝価格として利益は全く何も考えていない価格となります。
今回使用した材料費と工具費、油費用や薬品費などを少しだけ頂ければ・・・と付けました。
殆どが私からの感謝値引きとさせて頂いております。
・抽選参加条件
-HATA-公式Twitterのフォロー
-HATA-公式YouTubeチャンネルの登録
-HATA-公式YouTubeチャンネルの通知設定(ベルマーク)
・抽選参加方法
上記条件をクリアした上で、
こちら ⬇⬇ の応募フォームから送信下さい。
※お客さんのメールアドレス記入ミスが多いため御注意下さい。
・抽選結果の発表
抽選締め切り後、
-HATA-公式YouTubeチャンネルの生放送LIVEにて、結果発表致します。
・抽選対象品とその他情報
T.N-DESIGN【Premium Mireille-Les Soldats】シリアル(#001)
・抽選対象品に限り特別価格
#001に限り『¥80,000(¥88,000:税込)』
※公式ショップでの手続き販売となります。
・抽選期間
(開始)11月11日~12月13日(締切)となります。
お支払いなどは12月25日までのお好きな日程に相談可能です。
・#002~限定生産
応募フォーム最後に選択肢がございます。
『#002以降の予約購入を希望』
こちらを選択された方の御注文分は#001販売後、限定受注生産として#001と同一製品を製作します。
ただしこちらの商品(#002~)については感謝の気持ちはそのままに・・・とはいえ、
(#001)の1台を大赤字で販売するのと、複数台を販売するのでは限界を超えてしまうため、
#002以降の御予約分については販売価格を、
『¥100,000(110,000:税込)』
とさせて頂きますので御注意下さい。
※御予約確定後のキャンセルは不可能となります。
※御予約、御注文の受付期間や締切は『抽選期間と同じ』です。
それでは長くなりましたが最後に、
私なりにスタッフの反対を押し切っての販売価格とはいえ、
それでも楽器機材の特にエフェクターという製品から考えると非常に高価だと思います。
本当にすごく悩みました。
それでも少しでもお求めやすい価格にしたいという気持ちが勝りました。
今後は音出しの映像や、生放送でも紹介させて頂きます。
その時には宜しくおねがいします。
m(_ _)m
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