Sir Tone社様製の【サンクベスプラグ仕様】について(トープラ社回答頂き済み2021.4.16追記)
こんにちは。
この度、2020年にHATA(T.N-DESIGN)から楽器用シールドとしては業界初となるトープラ社とのコラボ製品【楽器用シールド】を販売し、
その後の2021年、
【Sir Tone社】様より同じくトープラ社製サンクベス銅プラグ採用のシールドが発売されました。
しかし今回関係している【トープラ販売、Sir Tone、HATA(敬称略)】による説明不足などから、
誤解や勘違いを生んでしまい、憶測や想像の話だけでSNSにて正しくない情報&中傷的内容など、
あまり宜しくない方向へ話が進んでしまっていた事を知ったため、
私(-HATA-代表:中村)が今回の件に関して、
可能な限り具体的な内容を含め、誤解の解消、そして説明をしていきます。
■そもそものプラグ(商品として)別製品である事(重要ポイント)
まずサンクベスとは『オリジナル配合された銅材の名前』です。
そしてトープラ社から市販されている商品には『サンクベス材を加工して製作された様々なプラグ』があります。
今回の件ではこちらが重要な点となります。
トープラ社が販売している商品は『通称:サンクベスプラグ』という商品です。
そして弊社がオリジナル商品として販売している品は『TN-サンクベスプラグ』という商品です。
弊社オリジナル商品はプラグに装着するキャップ形状により01.02...といった№を品名に追記していますが、今後は同様な誤解を生まないよう名称を変更する流れに取り組みます。
【T.N-サンクベスプラグ-〇〇(←型番)-HATA-オリジナル仕様】など。
■T.N-DESIGN製、Sir Tone社様製での大きな違い
2020年に弊社から販売するにあたり、
トープラ社とは以下の内容で-HATA-(T.N-DESIGN)製のオリジナル製品として識別しています。
【T.N-DESIGN製】(TN-サンクベスプラグ)
・キャップはT.N-DESIGN独自の開発と試験、製作によるオリジナルキャップを使っています。
・プラグハンダ面に作業効率を良くするためのDカット構造(平面)があります。
・キャップは小ロットにて製作しているためコストは高価傾向です。
・TN製のキャップによる音質変化、こまほケーブルによるケーブル選定での音質構築を行っています。
・こまほケーブルによる厳選ケーブルという事と、小ロット製作のためコストは高価傾向です。
・キャップにはオリジナル刻印やメーカー名を入れてのOEMも対応も可能としています。
【Sir Tone社様製】
・トープラ社による市販品【サンクベスプラグ】を使用しています。
・キャップも勿論トープラ社の純正仕様です。
・通常品のためハンダ面にはDカットがありません。
・Sir Tone社様独自のケーブル選定による音質構築をおこなっているようです。
・プラグ自体は量産のプラグを仕入れるため低コスト
・ケーブルは量産品の中から選定しているもしくは量産レベルの仕入れ量のため低コスト
といった事が違います。
■トープラ社からの回答(2021.4.16)
この度はこのような事態を招いてしまい大変申し訳なく思っています。
またタイミング悪く先日より体調を崩してしまい、回答が遅れてしまったことも合わせて申し訳ないです。
早速ですが、様々な内容についての回答をさせて頂きます。
※Sir Tone社様への質問回答について
Sir Tone社様から『HATAさんが使っている品を使っても問題ないですか?』とのご質問に関しまして、プラグ部分は
弊社製であり、グリップ(キャップ)はHATA製の品となっておりますので、弊社サンプル品の通常モデルであれば問題ないとお伝えさせて頂きました。
(コチラに関しては念の為別製品である説明を~を伝えれば良かったと今では考えています)
※別扱いのプラグである事について
HATA仕様のプラグは一部ではんだ面のデザインにDカットが入っており違う事はお伝えしたように記憶をしております。(記憶で申し訳ないです)
ただいずれにしましても『別商品のプラグであること』はお伝えしております。
またHATA仕様のプラグは専用品番を設けており、Sir Tone社様に提出したお見積書のプラグ品番は弊社市販の品番です。
※HATAへの配慮
楽器業界での布教活動や、いち早く楽器用シールドケーブルとして御採用頂いたHATA様にご迷惑をおかけするような状況での新規御取り引きを進めるような事は、今までも今後も決してございません。
※まとめ
幣社が製造メーカーとして長年取り込んできた中で、このような事態というのが初めての経験であり、また非常にショックを受けております。
自社としてSNSなどでアピールする事はあまりなく、HATA様が採用頂いた事がキッカケでSNSという場にて名前が出ることや採用検討頂く企業様が増加している事はありがたいことですが、
同時に簡単に誤解を生み、更に誤解が悪化して広がっていく恐怖も知りました。
今回の件を受け止め、
特に【HATA様の~】といったご質問や御相談があった場合には、先方もHATA様を意識していると判断し、今後は商品説明など注意していきたいと思います。
ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、何卒今後も宜しくおねがいします。
■Sir Tone社様から-HATA-へ頂いたお話の内容
Sir Tone社側からトープラ社へサンクベスプラグ購入時に、
『HATAさんと納入及び取引関係に関して問題はないか?』といった事を電話にて確認しており、
その時にトープラ社からの回答として【サンクベスはトープラ商品です】と回答を受けている事。
また『Twitter掲載後、再度連絡し この掲載で問題ないか?』と必要以上に確認していました。
私(代表:中村)がこの内容を聞いて即時感じたこと。
まずSir Tone社様が弊社を気にかけてくださっていた事に関してありがたく、感謝しています。
そして事前の伺いと掲載後の連絡まで徹底されていたこと、細心の注意を払っていた事が分かりました。
ただ、今回のやり取りについて書面やメールなど文章に残っている内容がほぼないため、
いわゆる【言った言わないトラブル】に発展しそうだと感じました。
■私(代表:中村)が思う事
まず私が同じようなご連絡を頂いたとしたら、
『-HATA-で扱っている品はオリジナルキャップも含め組立完成された品が『TNサンクベスプラグ』として取り扱っている品なので、通常品のサンクベスプラグはトープラの商品として使用について特に問題ないですが、こういった識別については現在、企業間では分かっているだけかもしれないので、その点は念の為にも説明した方がお客様に勘違いを生ませないで済むかと思います。』
といった説明と話をさせていただくと思います。
そういった事(念の為の説明)は必ずしも必要ではないと思う気持ちは分かりますが、
今はSNS等で【予期せぬトラブルに発展しやすい時代】だと考えるのがメーカーとしての配慮だと思っているからです。
■現時点のまとめ
それぞれ説明が足りていなかった事が原因かと思われます。
メーカー側は別製品である事は分かっていたものの、両社が【別製品ですと明記を促す、または明記する】事が出来ていたら今回の件は防げたのかもしれません。
しかしそれは今となっては反省点であり、今後の注意点として生かしていくべき経験かと思います。
今回率先して事情聴取、情報収集、お知らせを行ってきましたが、
弊社からは以上となります。
ご不明な点などありましたらいつでもお問い合わせ下さい。
今後とも宜しくおねがいします。
畑精密工業株式会社
代表取締役社長:中村貴裕
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