日々常々に・・・。
こんにちは!!
久しぶりに商品宣伝や告知でもない、HATA代表の小言でも。
興味ねぇよ!!という方には下手したら不愉快になってしまう方もいるかもしれませんので御注意下さい。
昔ながらのHATA代表らしく、包み隠さず書きたい事を書きなぐる姿勢で書いてみようと思います。
こんな企業他にあんまりいないよね~と思われるくらいが丁度いいです。
とはいえ個人のお客さんの事を何か言うなどはありえません。
書くとしても、看板を掲げて生きている「企業」の事しか言いません(苦笑)
何度も伝えてきましたが企業同士の付き合い上一般的な常識だ!と「思い込んでいる事」が沢山あります。
簡単な例としては「客>下請け」という上下関係が良い例です。
何を持って上なのか、何を持って下なのか、、、未だにいますし抜け出せないのでしょう。
私の中ではどんな企業さんに対しても「フェア」「対等」なのです。
作ってくれる、売ってくれる・・・。
作ってくれない、売ってくれない・・・。
お互い同じ武器と弱みを持ち、戦う場所も違うんだから「協力し合えばいい」というのが一番。
私の場合、製造業なのでどうしても「技術や貴重人材」という世界。
世の中の売れる商品は「真似され、対抗し、上回られ・・・」を繰り返す事が多いです。
その中でも「真似出来ない、対抗出来ない、上回れない」という商品が「本物」として確立されます。
簡単に(真似される)商品以外は文字通り真似出来ないのです。
私が作り生み出す商品は全て商標登録もしていません。
真似出来るなら、是非してくれないかな?広まらないかな?と全てのHATA商品に思っています。
量産が得意な大手さんが真似してくれて安価になって、あのクオリティーの品が手に入りやすくなるのであればこの上ない事です。
楽器業界に突然現れ、一般的な類似商品と比べ下手したら10倍以上の価格で販売される商品もあるHATAブランド。
しかし、世の中の商品には適正価格というものがあって、
・材料費
・加工費
・製作用刃物や治工具費
・人件費・・・などなど
皆さんも良く知る「最低限発生する原価」があり、
その原価計算が出て初めて商品価格を決めていくのですが、、、これが重要!
それがさっきの「真似する事が出来るか否か」の別れどころです。
単に(真似)というのも「価格・品質・類似度」など色んな部分があると思いますが、
HATA商品の場合、なぜ未だ類似品が出てこないのでしょうか?
それとも類似品として作った品が出ていても、そう感じられていないのでしょうか?
私もただこの製造業にいるわけでは無いので答えは分かっています。
一般的に見た価格は高価でも、
同業社(製造業)から見たら現時点で価格が安すぎて同レベルは愚か、更に安くなんて不可能、そもそも作れる技術を持った人自体がいない、いてもこんな価格で技術提供してくれない。
というのが現実です。
作っている私が言うのもどうかと思いますが、、、でもそうなんです。
それこそHATAが出来る前から知っている方には説明不要なのですが、HATA自体が本業(車や航空や宇宙や医療・・・など利益を出している業界)とは別で、
利益度外視で全力で技術と作りたい物を大好きな音楽業界にブチ込んで「本物」を使ってもらいたい、知ってもらいたいという「思い」からスタートしているからなのです。
つまり通常一般的な「利益」を考えた時点でHATA商品の真似が出来るわけがない事を知っていて作っています。
(ギリギリ赤字だけは避けております)
HATAでオーダーをかけた事がある方の中で更に言えば
「HATA以外にも同じ品を見積もりに出した事がある方」はもっとよく知っていると思います。
他社ではHATAの数倍から下手すると数十倍の費用で見積もり回答がくるのです。
それは当たり前な事で、会社として極自然に利益を乗せますし、低コストで作る技術が無い場合には余計に高くなります。
HATAとは集合企業ブランドですが、一社だけで一つのHATA製品が作れる企業はいません。
協力し合って製作しています。
何よりも最強の武器としてほぼ全社が大手メーカーと技術協力している工場や職人さん、
自社特許を有している工場など「実力と実績」を持った工場&職人集団で成り立っています。
製造業というか「技術屋」の現場というのはそういった日々戦いなのです。
如何に真似出来ない事をするかですね。
ただ残念ながら、コストだけは他国を相手にした場合には圧倒的火力差で負けます(苦笑)
私もイチ消費者として、こりゃ高いよなぁ・・・でもこれはほぼ原価なんだよなぁ・・・と毎回思いながら開発しています。
そもそもたまに「無料」で作る時がある事自体が異常かもしれませんし、
その時点で利益を考えていない「別の意味があって品を作っている」と気づいて頂ける方もいる事がいつも嬉しく思います。
とある音楽メーカーさんの事で驚いたのですが、
何年もこの業界にいながらも金型の治し方は愚か「一度作った金型は修正出来ない」と思い込んでいた事です。
いやいや、修正出来ますし・・・。
完成した金型で精度悪く製品が出来たら「仕方なくそれで作り続けていた」なんて事も笑えませんでした。
HATAとして少し知られた事で、自社の事は関係なく大好きな音楽業界への助けが少しでも出来ているのが嬉しいと思う今日此の頃でした。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
m(_ _)m
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