「黒×青」ダブルアルマイト完成
こんにちは!
今日御紹介させて頂くのは、最近多いオーダーの一つ・・・
・ダブルカラーアルマイト仕上げ
アルミにしか出来ない表面処理「アルマイト処理」には種類も様々ありますが、
大きく分けて・・・
①硬質化させるアルマイト、
②カラーを付けて装飾性UPするアルマイト、
この二種類です。
①は文字通り表面硬度を鉄以上の硬さに出来る処理ですが色は選べません。
こちらは主に機能部品に多く使われます。
②が最もみなさんの身近な品々に使われているアルマイト処理です。
基本的にはアルミは削り出し状態の品は滅多になく、その理由はアルミの腐食の速さや人体に影響のある成分が溶け出しやすいからです。
バイクや自転車、車はもちろん、
食器関係やオモチャにもアルミが使われていて、ほぼ全てアルマイト処理が行われています。
白い(アルミ肌のままのような見た目)なのは白アルマイト、
別名クリアアルマイトとも呼ばれていて一見は無処理に見えます。
カラーアルマイトは文字通り色が好きな色を付け、その上で耐食性や硬度を少しアップさせている処理です。
HATAアルマイトとは更にそれらの応用で、独自の加工法を取り入れて行われます。
効果としては、HATAの加工品のような「切削加工による美しい外観を変化させる事無く処理を行える」という部分です。
たいていのアルマイト処理は表面の肌が極端に変化してしまい、どんな切削仕上げでも全て同じノベ~っとした外観品に仕上がってしまうのです。
ダブルアルマイトとは2色アルマイトの事ですが、
こちらも中々手間がかかるため、高級品にしか使われない技法です。
一回目のアルマイトも通常のカラーアルマイトではなく、
ダブルアルマイト用の一次(1色目)アルマイトを行う必要があります。
更にその後、絶縁状態のままでは二次アルマイトが不可能なので接点と呼ばれる電気の通る部分を復活(切削)させます。
そして二次(2色目)アルマイトを行って完成となります。
それでは今回製作したダブルアルマイトの品を御覧下さい。
一次(黒)、二次(青)で仕上がっております。
どうですか?
特殊っぽくて良いですよね。
こちらの品は販売店さんからのオーダーです。
後ほど販売店さんからアナウンスがあると思いますのでぜひお見逃しなく!!
(⌒▽⌒)
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